アイリストってどんなお仕事？

最近は「まつげエクステ」や「まつげパーマ」がすっかり定着しましたね。
それに伴い「アイリスト」という職種も一般的になりました。
美容師からの転職も多く、人気の職種です。
今回は、アイリストとは具体的にどういった職業なのかを見ていきましょう。

アイリストとは

アイリストとは、まつげエクステやまつげパーマなどを施し、お客様の目元を華やかにするお仕事です。
エステティシャンがお肌の美容、美容師が髪の美容を提供するように、お客様に目元の美容を提供します。
美容師免許が必要な職種ですので、美容師からの転身としても人気です。
美容師によくある手荒れの心配がなく、体力面でも立ち仕事である美容師程の心配が無い事が人気の理由のようです。
まつげエクステやまつげパーマといった目元の美容は、近年学生からOL、主婦まで幅広い層まですっかり浸透しました。
成人式、結婚式などの特別なイベントの際に利用するお客様から、美容室のように定期的にサロンに通い、綺麗な目元をキープされるお客様もいらっしゃいます。
アイリストの仕事は、お客様の目元を華やかに彩り、その魅力を存分に引き出すことができるやりがいのあるお仕事です。

アイリストになるには美容師免許が必要

日本では近年急速にまつげエクステが流行りました。
サロンが急速に増えた事に伴い、施術トラブルの報告が消費者生活センターなどに多く寄せられるようになったため、対策として美容に関する国家資格「美容師免許」を持つ者のみが施術を行えるように規制されました。

アイリストの具体的なお仕事

まつげエクステンション、まつげパーマなど、目元の美容に関わる施術を行います。
アイリストになるために美容師免許は必要ですが、技術は美容師の技術とは全く異なり、美容師として活躍していた人もアイリストを目指す場合は一から勉強する必要があります。
目元の印象はその人の印象に大きく関わります。目元が変わるだけで、顔全体の印象が変わるほど。
アイリストのスキルによってエクステの持ちやデザイン、仕上がりに差がでるため、お客様のなりたいイメージに近づけたり、魅力を引き出すことができるアイリストは人気が出ます。
皮膚も薄く、目の際までの施術と、とてもデリケートな部分の施術ですので、安全が最優先です。
場合によっては視力低下等重大な事故に繋がりかねないので、薬剤や技術に対する正しい知識を身につける必要があります。

まつげエクステがメインのお仕事です

現在、目元の美容の主流はまつげエクステです。
そのため、アイリストのお仕事の多くはこのまつげエクステの施術になります。
施術ではまつげエクステ専用のグルー（瞬間接着剤）を使い、まつ毛一本一本にエクステをつけていきます。
エクステには種類や長さが様々あり、つける本数によっても印象が大きく変わります。
お客様の希望に合わせたデザイン・本数のエクステを付けていきます。
まつげエクステは、スポーツ時やノーメイクの時も目元の華やかさを維持できるので大変人気があります。
メイク時間が短縮できますが、マスカラを使用する際は専門のマスカラを使用する必要があったり、オフの際はオイル以外のクレンジングを使う必要があったりと、専用のケアが必要になってきます。
また、エクステはまつ毛にしか付けられないので、元々のまつげに隙間があると目立ってしまうため、普段からのまつ毛のケアも大切です。
キレイな状態をキープするためには、3～4週間ごとにリペアが必要になるので、美容室の利用よりスパンが短く、指名してくださるお客様とはとても近い存在になれるお仕事でもあります。

まつげパーマの施術もあります

まつげパーマ専門のパーマ液とロッドやビューラーなどを使ってお客様のまつげをカールさせます。
メイクをしていなくてもまつげがカールしている状態をキープできます。
ただし、ご自身のまつげをカールさせる施術なので、まつげの長さやボリュームは変わりません。
髪のパーマ同様、パーマ液で自まつげが痛む可能性があるので、日頃からケアが大切です。
まつげエクステよりナチュラルな仕上がりを求める方に人気があります。

コミュニケーションスキルも大切な能力

アイリストも、美容師と同様に専門職であると同時に接客業です。
美容師ほど施術中の会話は必要ではありませんが、カウンセリングは美容師同様必要です。
どんなイメージになりたいのかをヒアリングし、また、プロから見てアドバイスをする事が必要な場合もあります。
特に、初めて施術を受けるお客様は緊張されていることが多いです。
技術はもちろんですが、リラックスして楽しんでもらえるコミュニケーション能力もアイリストとして大切な能力です。
また、お客様だけでなくスタッフとのコミュニケーションも大切です。
まつげサロンのスタッフはほぼ女性のみの可能性が高く、お互いにサポートし合い、気持ちよく働けるようにコミュニケーションを心がけましょう。